方法論
シミュレーションは公開統計と設計した規則で計算します。統計の部分と設計値の部分を分けて書きます。
1. 寿命
国連世界人口推計(WPP)2024の年齢別・性別の生命表から、年齢ごとの死亡確率を求め、一年ずつ生死を決めます。これは人口全体の平均的なリスクであり、一人ひとりの運命ではありません。
出生年モードでは、1950〜2023年はその年ごとの実際の生命表をつなげて、選んだ年に生まれた人の人生をたどります。1950年より前は傾向から推定した値で、品質等級を低く(E)表示します。
2. 学校・仕事・健康などの出来事
世界銀行の世界開発指標(WDI)とOur World in Dataの国別指標(就学、所得、医療へのアクセスなど)を、出来事の確率の土台にします。大学総就学率やGDPのような値は、そのまま個人の確率としては使わず、観測年と出典を一緒に保管します。
指標がない国は同じ所得グループの中央値で補い、品質D(代替値)と表示します。
3. 決定と性格の質問
質問は年齢に合わせて出ます。あなたの答えはふたつの人生に同じように適用されるので、結果の違いは選択ではなく、生まれた国の条件からくる部分を示します。
答えが確率に与える効果の大きさは統計ではなく設計値で、画面でも統計と区別して示します。
4. 時代の出来事
1900年以降の53か国の主な出来事(クーデター、戦争、経済危機、災害、感染症など)225件をまとめました。年や事実は歴史資料で確認し、出来事の規模(severity)と影響の向きはシミュレーション用の設計値です。
1950年以降の平均的な影響はすでに生命表に含まれているため、死亡リスクを二重には上げません。
5. 再現性
乱数はシード値からのハッシュで作るので、同じシード・データ版・規則版なら同じ結果になります。共有リンクにはこれらの値が入っており、同じシミュレーションをもう一度見られます。
限界
- 国の平均統計で個人の人生を描くため、実際の経験とは大きく違うことがあります。
- 指標ごとに観測年が異なり、統計が乏しい国もあります。
- 出来事の影響と決定の効果は設計値です。
- 英語・日本語の文面は、ネイティブ確認前の場合があります。
最終更新: 2026-10-20